ブラトヨハシシリーズ 地図ものフレンズ マッパーたちが動物園で繰り広げる大写経会!

2019年1月12日(土)にブラトヨハシシリーズ「マッパーたちが動物園で繰り広げる大写経会!地図ものフレンズ」と題したマッピングパーティーを開催いたしました。

出力見本_表

このイベントは平成30年度豊橋市オープンデータワークショップ等開催費用補助金の助成を受けて実施しています。

マッピングパーティとは、オープンストリートマップ上に地図情報を集めるイベントです。 オープンストリートマップとは、フリーの地理データを作成するイベントで、誰もが自由に利用・編集・参加できることが最大の特徴。 多くの人が参加すればするほど、既存のマップにはない密度の濃い世界地図を作ることができます!

今回の目的は、オープンストリートマップを知らない人にも触れてもらえる機会を設け、興味を持ってもらうことを主としています!

場所は豊橋市の二川駅から徒歩6分のんほいパーク(豊橋総合動植物公園)。 のんほいパークに参加者が集まり、全国のマッパーを中心に、園内の地図作りを行います。

まずは講義室にてイベント説明。

code for MIKAWA 辻から本日の流れを説明します。 IMG_6604

つづいて坂ノ下 勝幸さんにオープンデータの意義について説明していただきます。 IMG_6611 オープンデータは、自由に使えて再利用もでき、かつ誰でも再配布できるようなデータのことを言います。 オープンデータは災害時にも活躍し、最新でローカルなデータ共有ができるそうです、素晴らしい!

つづいてオープンストリートマップ使い方について、下り専門さんに説明していただきます。 写真は実際にスライド上でオープンストリートマップ上に描いてもらっているところです。 IMG_6632

最後にMapillaryの紹介をcode for SAITAMAから古田 武士さんにしていただきます。 IMG_6636 Mapillaryとは、位置情報を付加した写真共有サービスを意味し、個人でのストリートビューの作成が可能だそうです!

つづいてチームビルディングです。

まずはチーム分けからです。 今回マッピングを行うのんほいパークは、動物園、植物園、遊園地がある複合型施設です。 そこで、東側の動物園チーム、西側の植物園・遊園地チームと、園内全体を回るMapillaryチームの3つのチームに分かれます。 まp

また、動物園チームと植物園・遊園地チームには、それぞれJOSM(Java OpenStreetMap Editor)担当、ポイポイ担当に分かれます。 JOSM担当は、field paperと呼ばれる紙に、トイレや授乳室、食堂、看板など、様々なデータを集め、オープンストリートマップにアップロードします。 ポイポイ担当は、動物の飼育舎や植物スポット、乗り物などの名前や紹介データを集め、写真・位置情報とともにサイトへアップロードします。

各班担当を確認した後はフィールドワークへ!! それぞれのチームごとに園内を回りデータ収集をします。

Mapillaryチームは、こんなカメラをもって園内を散策。 IMG_6659

ポイポイ担当はこーんなかわいい写真を集めました( ´艸`) IMG_4607

フィールワークから帰還しデータ整理をしたあとは・・・ IMG_6639

成果発表!!!

まずはMapillaryチーム。 写真を撮りながら園内を散策し、位置情報と写真データをMapillaryにアップロードしました。 この緑色の部分全部が今回集めたデータです。 まっぴらりー

開いてみるとちゃんと高画質! まっぴらり

そして人の顔は自動認識してモザイクまでかけてくれるそうです。

MapillaryはこちらのURLから確認できます。 https://www.mapillary.com/app/

JOSM担当はフィールドワークで集めた情報を、オープンストリートマップ上にプロットしてアップロードしました。

こちらがプロット前のオープンストリートマップです。 IMG_4875

そしてこちらがプロット済のオープンストリートマップです! おsm1

緑が増えてる!池もクリアになってる!駐車場の場所までよくわかる!

そしてアップしてみたのがこちら。 おsm2 トイレやベンチ、バス停など、くわしい情報が追加されていますね!

ポイポイ担当は、何もなかった地図上にこれだけの情報をアップロードできました。 unnamed

写真もいい感じです。 IMG_4850

最後に全員で集合写真を撮りました! IMG_6655

「機械は苦手なんだよ~」とおっしゃっていた方でも、簡単に操作し、データをアップロードすることができました。 今回はのんほいパークの敷地内と範囲を絞って行いましたが、オープンストリートマップは、全世界で利用できるフリーの地理データです。 オープンデータは多くの人が利用し、書き込みが多いほど、情報数が多く利用価値の高いものになります。 これをきっかけにオープンデータに興味を持つ方が増え、より密度の濃いオープンデータとなることを期待しています!