2017年度豊橋3大学学生まちづくりハッカソンをサポートしました

8/10~8/11の2日間で豊橋3大学学生まちづくりハッカソンが愛知大学で開催されました。

Code for MIKAWAはこのイベントへメンターとして協力をさせて頂きました。
今回は昨年に引き続き、2度目の開催で 豊橋にある豊橋技術科学大学、愛知大学、豊橋創造大学の 3大学を中心とした学生 36名が参加し、6チームに分かれ、10/1の最終報告会に向けたアイディアソンを行いました。

1日目はチームビルディングを行った上で、seboneプロジェクト、豊橋市まちなか活性課、豊橋市こども未来政策課、 豊橋市長寿介護課の方々からの講演を聞き、アイディア作りに向けたフィールドワークとして外に繰り出しました。

フィールドワークの様子1_20170810

フィールドワークでは、「ここにこ」で真剣にミーティングをしているチームもありました。

2日目は各チームから今回やるテーマの概要発表から始まり、成果発表に向けてアイディアソンを行いました。

アイディアソンの様子1_20170811

各チームとも時間がない中、成果発表に向けてプレゼン資料作りを頑張っていました。
中には成果発表の際にアプリのデモができるように、モック作成まで行っているチームもありました。

成果発表では各チームからアイディアを発表頂きました。

・チーム「わんぱくなごやか」・・・地域活性化とサラリーマンの士気向上のため、わんぱく通りの居酒屋の空き状況のお知らせと、情報発信を促進するためのアプリ「わんぱく2189」

・チーム「いぬとしか」・・・小学生以下の子どもをもつ親を対象に、子ども向け施設の情報を一元管理するアプリ「まるさら」 機能は、プッシュ通知、カレンダー管理、特典スタンプラリー、口コミレコメンド機能などを考えている。

・チーム「動物の館」・・・自転車を使ってまちなかに出てきやすくするためのウェブサービス「豊橋チャリマップ」。 自転車の走りやすさ、通って楽しい、安全な道についての情報を寄せ合い、おすすめの経路を共有し合うことで、まちなかに繰り出す人が増え、賑わいにつなげたいとのこと。

・チーム「トヨカレ」・・・誰もが書き込めるソーシャル掲示板を駅に設置。 もっと活気が出せるはずなのに、周知されていないイベントが多いため、ソーシャル掲示板で新たなコミュニティや人流づくりを目指す。

・チーム「ASKKEY」・・・まちなか情報ステーションのウェブサイトやみてみりんはうまく周知がなされていないことが課題のため、情報の一元化を行い、情報を仕入れやすくするための「ユーザー参加型のリンク集」を提案。

・チーム「Links」・・・観光地やお店が多すぎてどこに行けばいいか悩んでしまう観光客のため、自動的に観光プランを提示してくれるアプリ「Links」 開始時刻と終了時刻、始点と終点、行きたいジャンルなどを決めると、観光ルートを自動生成してくれる。

そして、結果は…

マップクエスト賞:チーム「動物の館」の考えたウェブサービス 「豊橋チャリマップ」

ウェブインパクト賞:チーム「わんぱくなごやか」の考えた、わんぱく通り情報発信アプリ 「わんぱく2189」

豊橋商工会議所賞:チーム「いぬとしか」の考えた子ども向け施設情報管理アプリ 「まるさら」

最優秀賞:チーム「Links」の観光ルート自動生成アプリ 「Links」

最優秀賞のチーム「Links」は、発表の際は時間がなくて紹介できなかったとのことですが、豊橋市の「Open Data TOYOHASHI」のAPIを使って、「豊橋カレーうどん」や「豊橋のスポット」のデータを使うという具体的なイメージも考えているようです。
また、「Open Data TOYOHASHI」のAPIの現在位置から指定した半径(m)にある情報を検索するといった高度な検索方法も取り入れるとのことでした。
チーム「Links」からは観光ルートの生成のための情報取得に「Open Data TOYOHASHI」のAPI機能はまさにぴったりと言ってくれて、最大限活用頂けるとのことです。
既存サービスとして、観光ルートの自動生成するサービスが既にあるとのことで、そのサービスとの差別化をどう行っていくのか、また「Open Data TOYOHASHI」のAPIを有効活用してどんなアプリが出来上がるのか、とても楽しみです。

全体の講評として、「どのチームも今できることを意識しすぎた感があり、既存サービスがベースになっていたりする。つくるなら、面白いもの、尖ったものを目指して欲しい。学生ならではの視点、アイデアを入れて欲しい。アイデアをもう一歩進めることを考えてください。」との少し厳しい意見も頂いていました。

ただ、1泊2日のまとまったアイディアソンだったこともあり、去年より各チームともに集中して取り組めていたように思います。 各チームともに10/1の最終報告会に向けて、これらの意見をもとにもっとアイディアを練り、素晴らしい成果を出せることを期待しています。

また、「Open Data TOYOHASHI」には他の市にはない面白いデータや機能満載のAPIもあるので、各チームとも アイディアを形にする際には、ぜひこれらのオープンデータやAPIを有効活用して、アプリやサービスを作っていってもらいたいです。

イベントの最後には集合写真をみんなでとりました。

集合写真_20170811

10/1の最終報告会までにアイディアがどんな形で成果になるか、今からとても楽しみです!