豊橋鬼祭2024:コロナを超えて新たな一歩、おにどこがもたらす魅力と未来への展望

コロナ禍を乗り越え復活を遂げた豊橋鬼祭は、2024年も大盛況の中、無事に開催されました。豊橋鬼祭を全力でサポートしてきた「おにどこ」は、鬼祭における重要な役割を果たし続けています。 今回は、おにどこが豊橋鬼祭にもたらす魅力と、次年度に向けて新たな取り組みに挑戦するおにどこプロジェクトについて詳しくご紹介いたします。

2024豊橋鬼祭①

豊橋鬼祭の魅力とおにどこの貢献

安久美神戸神明社の例祭「豊橋鬼祭」は、東三河に春の訪れを告げる祭礼として、毎年2月10日から11日にかけて盛大に行われます。 その中でもおにどこは11日に行われる「赤鬼と天狗のからかい」や「門寄り」において特に注目を集めました。おにどこは、赤鬼の現在位置を地図上で表示することができます。アプリの利用者は「自宅の近くに赤鬼が来ている!」「赤鬼が来るまでにあと○○分くらいかかりそうだ」など、赤鬼の位置を確認することによって、効率の良い祭りへの参加が可能となりました。

2024おにどこ①

さらに、「AR門寄り」の実装により、パンフレットや神社などの撮影スポットに記載されたマーカーをスマートフォンのカメラで撮影することで、鬼の3Dモデルを仮想的に出現させることができます。このAR門寄りは鬼祭当日も大いに利用され、記念撮影やSNSでの共有など、多くの参加者が楽しんでいる様子が見られました。

2024AR門寄り①

進化し続けるおにどこ

これらの機能に加えて今年のおにどこは、新たに会所への到着や出発を通知する機能が追加されました。祭事の対象エリア内にいる場合、バックグラウンドで赤鬼の各会所への到着・出発の通知を受け取ることができるため、アプリを閉じていても赤鬼の位置を把握することができます。これにより、祭りの進行状況や会所の混雑状況をリアルタイムで把握し、よりスムーズな参加体験が可能となりました。

おにどこ_通知

今年も豊橋鬼祭におけるおにどこの活動には、多くの参加者から高い評価を得ました。ダウンロード数は約2500件と昨年よりも多くの方にご利用頂けた結果となり、アンケート調査によれば、多くの方がおにどこの利用を肯定的な体験として挙げていただきました。

おにどこ奉納式

新たな取り組みの一環として行われたものが、おにどこの奉納式です。2024年2月7日、安久美神戸神明社にておにどこの稼働を奉告する奉納式が執り行われました。奉納式では御神前にアプリを起動しAR機能を用いて赤鬼の姿を投影することで、システム全体の無事運用や今後の発展を願い、おにどこを通じ豊橋鬼祭という文化への寄与・ひいては郷土豊橋への貢献を祈願いたしました。

奉納式1 奉納式2

奉納式の実施は地元3紙で取り上げられました。詳しくはこちらもご覧ください。

豊橋鬼祭デジタルで盛り上げ(東日新聞)

豊橋鬼祭を控え「おにどこ」完成を奉告(東愛知新聞)

10日から豊橋鬼祭 鬼の居場所を表示するアプリ「おにどこ」定着(中日BIZナビ)

次年度への展望

2018年の実証実験から始まり、早くも7年。豊橋鬼祭関係者の皆様からのご理解とご協力を賜り、産学協同で進められた研究から生まれたおにどこは、祭りへの参加をより便利にサポートすることはもちろん、祭りの魅力を様々な角度で楽しむことができるアプリケーションとして、豊橋市民に親しまれるようになりました。

実証実験からスタートした事業というのは、実際には、継続していくことだけでも困難なことがほとんどです。 それは国や地方自治体からの一時的な補助金や助成金をもとに実証実験を開始し、その資金源があるうちは良いのですが、一時的な補助金の給付がなくなってしまうと、そこで事業の運営資金が尽きてしまうからです。 実証実験の継続には、新たな資金源の確保などができない限り、一時的なPoC(Proof of Concept、概念実証)のみで終わってしまうのが実情です。

そんな中でも「おにどこ」は安久美神戸神明社様をはじめ、利用者の皆様から便利なサービスとの評価を頂くだけでなく、豊橋鬼祭の運営には「おにどこ」がないと困るとまでおっしゃってくれる方もいます。そのような評価を頂けているからこそ、ここまでずっと継続することができています。 また、今年は「おにどこ」のシステムの柔軟性や拡張性を高くするとともに、ルート、スポットなどのデータの更新作業を手間をかけず、容易にできるようにし、メンテナンスコストを可能な限り下げ、継続的に運用できるような体制を整えることができました。

次年度からは、安久美神戸神明社や豊橋鬼祭保存会のご協力のもと、運用形態を変更しつつも「おにどこ」は継続していきます。「おにどこ」を正に「豊橋鬼祭の一部」とすべく、祭の一要素として取り入れていただき実施していく予定です。

「おにどこ」は、豊橋鬼祭と共に伝統と革新を融合させながら、地域の文化とコミュニティの発展に貢献し続けます。次世代に繋げる文化をより多くの人々に魅力的に伝えられるよう両者が協力し合い、新たな技術やアイデアを取り入れながら豊かな文化体験を提供し地域コミュニティの絆を深めていくことを抱負とし、これからもおにどこが豊橋鬼祭と共に歩み続け、地域の誇りとなる文化イベントを築いていけるように精進してまいります。

2024豊橋鬼祭②

コロナ禍におけるおにどこの模索とチャレンジ、様々な苦難を経て復活へ!

2018~2020年まで「おにどこ」は年を重ねるごとに新機能の開発を行い、豊橋鬼祭をサポートしてきました。 しかし、2021年~2022年とコロナの影響で豊橋鬼祭の門寄り(赤鬼や天狗が周辺の町内を回って厄除けすること)が中止となり、「おにどこ」の継続が危ぶまれる事態となりました。

そのような状況下でも「おにどこ」としてできることを考え、様々な模索とチャレンジをしてきた結果、2023年にはついに豊橋鬼祭の門寄りが再開され、「おにどこ」も本来の形で実施・復活することができました。

コロナ前のおにどこ(2018~2020年)

コロナ前は以下の写真にあるように、たくさんの人が豊橋鬼祭に訪れ、楽しんでいる様子が分かります。

おにどこ-コロナ前-豊橋鬼祭りの様子1_202002

コロナ前の「おにどこ」について詳しくは以下の記事にまとめられていますので、ぜひご覧ください。

コロナ禍のおにどこ(2021~2022年)

2020年3月頃から日本でも新型コロナウイルス感染症の流行が拡大とともにコロナ禍となり、2020年4月7日には緊急事態宣言の発令に至るまでとなりました。 その後は緊急事態宣言が一旦解除されても、新型コロナウイルスの感染症の拡大に伴って再び緊急事態宣言が発令されるなど、これまで通りの生活様式が一変してしまいました。

その影響で豊橋鬼祭の門寄り自体が中止されることになり、開催場所となる安久美神戸神明社には関係者以外は立寄り禁止という事態となってしまいました。

そのときの写真が以下になります。

おにどこ-コロナ禍-豊橋鬼祭りの様子_202102

おにどこ-コロナ禍-関係者以外入場禁止_202102

先のコロナ前と比較して頂くと、人がほとんどいない、とても寂しい状態で開催されたことが分かります。

コロナを乗り越えて復活したおにどこ(2023年)

このコロナという苦難を様々な模索とチャレンジを通して乗り越え、2023年には「おにどこ」をついに従来の門寄りをする形で復活・実施することができました。

2023年の豊橋鬼祭当日、安久美神戸神明社には多くの方が参拝され、コロナ前の以前と同じくらい活気を取り戻しました。

おにどこ-豊橋鬼祭の復活_20230210

「おにどこ」は多くの方にご利用頂き、アンケート結果から95%近くの人に便利だったとのお声を頂いた通り、お役に立つことができました。 具体的にはおにどこのネイティブアプリはiOS、Androidあわせて2113人もの方にインストールしてご利用頂き、ウェブサイトには1万人近くもの人にご利用頂くことができました。

おにどこ-アンケート結果_20230210

こうして無事に復活を遂げた「おにどこ」ですが、コロナ禍には様々な苦難がありました。

コロナ禍の振り返り

コロナ禍でも「おにどこ」としてできることを模索しながら、チャレンジした新たな試みをご紹介します。

2021年:中止となった「門寄り」をオンラインで!

おにどこアプリは赤鬼・天狗が今どこにいるかを表示することがメインの機能であるため、「門寄り」が中止となってしまうと、根本の機能が成り立たなくなってしまいます。 そこで、「門寄り」を中止となったなら、仮想的に門寄りを再現して、来年の開催を願えるものにしようという考えに至りました。

2021年は新たな試みとして、以下の機能をおにどこアプリに実装いたしました。

1. AIRおにどこ

1年前(2020年)に赤鬼が実際に移動した位置情報のログデータをもとに、リプレイのように再生する機能を用意しました。 以下の画面で赤鬼の位置が表示されておりますが、こちらは1年前(2020年)の位置をもとに表示しています。

おにどこ-AIRおにどこ_20210211

2. おにストリートビュー

「赤鬼」のアイコンをタップすると「赤鬼」が巡行する町並みが写し出されたストリートビュー(360度写真)を体験することができます。 また、おにカメラを使って、仮想上で移動する赤鬼を現実の都市空間にAR(拡張現実) 表示することができます。

おにどこ-おにストリートビュー_20210211

3. AR門寄り

マーカーにカメラを向けると、ARカメラ上に赤鬼が登場します。

おにどこ-AR門寄り_20210211

4. おにカメラ

赤鬼がいる位置(仮想)にカメラを向けると、GPSの位置情報をもとにARカメラ上に赤鬼が登場します。

おにどこ-おにカメラ_20210211

2022年:AR門寄りで門寄りを再現し、いつでもどこでも楽しめるように!

2022年になってもまだコロナ禍は続いている状況で、2021年に引き続き、門寄りは中止という事態となりました。

この状況下でも「おにどこ」ができることとして、2022年はいつでもどこでも赤鬼をARカメラで登場させ、門寄りを再現することができるAR門寄りの機能を拡充することにしました。

  • ARモデルのアップデート

赤鬼モデルがアップデートされ、より見やすくなりました。

おにどこ-モデルのアップデート_20220211

  • ARJSによる撮影機能

ARマーカーにカメラをかざすと、AR(拡張現実)にて画面に「赤鬼」が登場し、撮影することができるようになりました。 以下の写真はまちなか図書館に掲載されたおにどこのポスター上のマーカーで「赤鬼」を登場させ、撮影したものです。

おにどこ-AR門寄り-撮影スポット_20220211

この「おにどこ」は豊橋技術科学大学のユビキタスシステム研究室(大村研究室)、建築設計情報学研究室(水谷研究室)と共同で実施し、産学連携で取り組んでいます。

「おにどこ」はアプリのシステム開発等をWEBIMPACT、大村研究室が担当し、門寄りのルート、スポット登録といった都市空間利用にまつわる部分、アプリ内のデザイン(アイコン)の作成や360°カメラによるストリートビューの撮影、3Dモデルの作成の部分を水谷研究室が担当し、協力して作られました。

豊橋技術科学大学の水谷研究室の学生さんが「おにどこ」プロジェクトのこれまでの取り組みをきれいにまとめて頂いているので、ぜひこちらもご覧ください。

コロナ禍を経て、実証実験から社会実装へ

このように「おにどこ」は、2021年から2022年にかけてのコロナ禍において、多くの模索とチャレンジを経て、2023年も継続することができました。

「門寄り」の中止という「おにどこ」の存在意義を問われるような状況になったとしても、仮想的な門寄りを再現できるようにしたり、 AR門寄りによりいつでもどこでも赤鬼に会えるようにしたりすることで、当初は考えていなかった、いつでもどこでも楽しめるような機能が実現できました。

これはコロナが落ち着きつつある現在でも有効に活用でき、皆さんに楽しんでもらえる機能です。 コロナという状況にならなければ、このような機能はそもそも思いつかなかったかもしれません。 これは困難な状況の中でもすぐに諦めるのではなく、自分たちにできることを考え、チャレンジしてきた結果と考えています。

また、2022年までは「おにどこ」は実証実験という形で実施してきましたが、2023年より実装実験で得られた成果を実際に事業化し普及・定着させる社会実装へとステップアップしていく段階となりました。2023年は「おにどこ」のシステムの柔軟性や拡張性を高くするとともに、ルート、スポットなどのデータの更新作業を手間をかけず、容易にできるようにし、メンテナンスコストを可能な限り下げ、継続的に運用できるような体制を目指しました。

2023年は実証実験から社会実装への移行の第一歩とすることができ、今後もシステムの持続的な運用を目指していきます。

「食べてみりん」がアーバンデータチャレンジの銅賞を受賞しました!

こんにちは、豊橋技術科学大学 ユビキタスシステム研究室(大村研究室) 学部4年の宇野 葵です。 今回、「食べてみりん」はアーバンデータチャレンジ2020 with 土木学会インフラデータチャレンジ2020に挑戦し、アーバンデータチャレンジの銅賞と特別賞のオープンガバメント推進協議会特別賞銅賞を受賞することができました!

アーバンデータチャレンジとは、地方自治体をはじめとする各機関が保有する社会基盤情報の公開・流通・利用の促進に向けた取組として、オープンデータ等を積極的に活用して、地域課題の解決に効果的なアプリケーションや活動等をコンテスト形式で募集するものです。

アーバンデータチャレンジでのアピールポイント

アーバンデータチャレンジでは、作品のアピールポイントをしっかりと紹介する必要があります。 また、最終審査会では発表時間5分という短い間にまとめる必要がありました。 食べてみりんの紹介では以下のようなことを発表を行いました。

  • 更新しやすい運用体制作り
  • オープンデータについて
  • OPEN EATS JAPANへの対応
  • アプリケーションの紹介

更新しやすい運用体制作り

以前、記事にまとめたように、運用フローを定め自動化できるところは自動化し、手動での作業を減らすことで継続的に更新できる運用体制を整えたという点が、この「食べてみりん」の特徴だと思います。

詳細については、以下の記事をご覧ください。

地図情報では、最新の情報がとても重要になってきます。 しかし、管理するデータが多くなればなるほど、最新の情報へ更新する作業が大変になってきます。 この更新作業を、「食べてみりん」では、楽に行うことができます。 実際に、私も更新作業を何回か行っているのですが、手を加える部分は数か所で、あとは自動で行ってくれるので、定期的な更新も苦労せず行うことができています。 これもすべて、簡単に更新を行えるような運用体制を整えた効果だと思います。

オープンデータについて

食べてみりんのデータは、アプリケーションに利用するだけでなく、オープンデータとしてOpenDataHIGASHIMIKAWAに公開しています。 オープンデータとして公開することで、別のアプリケーションを作成する際の手助けなどをすることができます。特に、食べてみりんのデータは店舗数やその項目が多いため、改めて収集するとなるととても大変になってしまいます。そこで、このオープンデータを活用してもらうことで、円滑な開発を行ってほしいと思っています。

OPEN EATS JAPANへの対応

OPEN EATS JAPANは、Code for Japanが勧めている全国の飲食店情報をオープン化し、広く社会で共有するためのプロジェクトです。 食べてみりんで公開されているデータは食べてみりんのリリース後にこのOPEN EATS JAPANへ対応しました。

詳細については、以下の記事をご覧ください。

OPEN EATS JAPANの対応では主に、必要項目の確認とそれに対応したフォーマットへの修正を行いました。 修正作業はスプレッドシート上で行い、とても大変でしたが、食べてみりん公開用のシートではなくオープンデータの更新作業であるため、食べてみりんのサイトへ影響を与えることなく作業を進めることができました。 これも、上記で述べたように更新しやすい運用体制が整っているため、リリース後もOPEN EATS JAPANといった全国的なデータの統一化へチャレンジすることができました。

アプリケーションの紹介

食べてみりんには、ニュース、イベント、マップの3つの機能があります。

ニュース

食べてみりんを開くと最初にニュースが表示されます。 ニュースでは登録されてある豊橋の飲食店のSNSやブログなどから発信された情報が掲載されています。 ホットトピックや最新のニュースなどから掲載されている情報を閲覧することができます。

カレンダー

カレンダーでは月ごとに豊橋の飲食店に関するイベント情報やキッチンカーの出店情報を見ることができます。 イベントやキッチンカーはお店とは異なった場所で出店することが多いので、イベントやキッチンカーがいつ、どこで開催されるのかを知ることができます。

マップ

マップでは、飲食店のテイクアウトやデリバリー情報などを地図上で見ることができます。 今回収集したデータのほとんどはこのマップにまとめられており、豊橋の飲食店の様々な情報を確認することができます。

より詳しい内容や使い方については別の記事で紹介していますので、こちらもご覧ください。

最終審査会

アーバンデータチャレンジの最終審査会は、コロナウイルスの影響で、本来は東京の会場で行う予定でしたが、オンラインでの発表、審査となりました。

発表

オンライン会場ということで、実際に人が見えているような会場とは違い、発表自体はリラックスして行うことができました。機材トラブルなどなく進行はスムーズに進み、他の発表者さんもリラックスしている様子でした。 私の発表は2番目で、発表時間が5分ということもあり、かなりあっさりと終ってしまったという印象でした。 他の作品については、地域課題の解決というテーマではあったが、この情勢ということもあり、食べてみりんも含めコロナ関係の作品が多く見受けられました。 どの地域の人たちも、コロナ禍でも負けず、地元地域を盛り上げていくという思いが伝わってきました。

アーバンデータチャレンジ最終審査結果

発表や、各自治体の報告の後に、授賞式もオンライン上で行われました。 「食べてみりん」は、

  • アーバンデータチャレンジ2020 銅賞
  • オープンガバメント推進協議会特別賞 銅賞

以上の二つの賞をいただきました。

受賞

オンラインでの授賞式だったため、賞状の手渡しや拍手などがなかったので少し寂しくもありましたが、二つも賞を受賞できたことはとても光栄なことだと思います。

後日、表彰状や副賞などが届いたので、社内で表彰をしていただきました!

アーバンデータチャレンジ-表彰_2021

オープンガバメント推進協議会特別賞の副賞にはこのようなものを頂きました。

  • 武雄市 武雄市特産品セット
  • 福岡市 明太子詰め合わせ
  • 郡山市 ASAKAMAI887 2kg × 2
  • 熊本市 馬刺し6種バラエティセット

コロナ禍であまり外出できない状況ですが、こういったご当地の特産品を堪能できて、とてもうれしく思いました。

最後に

私は、このプロジェクトに参加することができてとてもよかったと思います。 データを収集したり、整理したりととても大変なことが多くありましたが、webアプリケーションとしてしっかりと公開することができ、コロナ禍でも豊橋市の飲食店を応援することができたと思います。 また、今回のアーバンデータチャレンジのようなコンテストにおいて賞をいただき、また公の場で私たちが作成したアプリケーションが認められたということは、非常に光栄なことです。 現在もコロナが収束することもなく、テイクアウトやデリバリーが多く利用されることが予想されるため、「食べてみりん」を利用していただくことで、コロナ感染のリスを抑えつつ、飲食店のPRや街の活性化に繋がればと思います。また、新しい情報を提供できるよう、今後もマップの更新も行っていきたいと思います。

食べてみりんプロジェクト「OPEN EATS JAPAN」対応について

こんにちは、豊橋技術科学大学 ユビキタスシステム研究室(大村研究室) 学部4年の宇野 葵です。 Code for Japanが勧めている「OPEN EATS JAPAN」というプロジェクトに沿ったデータを目指し、先日公開しました食べてみりんのオープンデータについてフォーマット変更や項目の追加などを行いました。

「OPEN EATS JAPAN」は全国の飲食店情報をオープン化し、広く社会で共有するためのプロジェクトです。

openeatsjapan

食べてみりんプロジェクト

食べてみりんプロジェクトは、豊橋市内のテイクアウト・デリバリーを中心とした飲食店の情報を統合化し、まちのオープンデータとして発信することを目的とするプロジェクトです。

現在、以下のサイト、冊子の運営者様よりデータ提供のご協力を頂き、情報を統合編纂しています。

食べてみりんとは、豊橋の飲食店のテイクアウトやデリバリー情報をマップ上にまとめたwebアプリケーションです。 また、飲食店のSNSなどの投稿をまとめた掲示板や、豊橋の飲食店に関するイベント情報やキッチンカーの出店情報なども見ることができます。

この公開にあわせて、食べてみりんで使用しているデータをOpen Data HIGASHI-MIKAWAへオープンデータとして公開しております。

OPEN EATS JAPAN

OPEN EATS JAPANはCode for Japanが立ち上げたプロジェクトで、飲食店情報をオープン化し、広く社会で共有するためのプロジェクトが立ち上がっています。 このプロジェクトでは、すでに飲食店情報やテイクアウト、デリバリー情報をまとめたアプリやサービスを運営している民間企業や、各地のシビテック団体と協力し、飲食店データやサービスデザインを共有しております。

標準フォーマットに関する関する議論やドキュメントのバージョン管理は以下のGitHubリポジトリ上で行われています。

OPEN EATS JAPANへの対応について

食べてみりんの項目をOPEN EATS JAPANに対応させるべく以下のような手順でデータの変更などを行いました。

項目の比較

まず行った内容としては、OPEN EATS JAPANで定めているフォーマットを列挙し食べてみりんの項目との比較を行いました。

OPEN EATS JAPANでは、以下のように飲食店情報をオープンデータとして公開する際の標準的なフォーマットを定めております。

項目を比較した際に、食べてみりんの項目をそのまま残せる、項目のフォーマットを変更する、新しく項目を追加するという3つの場合分けを行いました。

項目のフォーマット変更と追加

項目のフォーマット変更と追加は、食べてみりんの台帳に新しい項目として付け加える形で行いました。

フォーマット変更

まず、項目のフォーマット変更についてです。フォーマット変更では、食べてみりんの項目をOPEN EATS JAPANの項目定義書に書かれているような、定められている形に直すということを行いました。

定休日や営業時間については、複数ある場合の区切り文字を変更する必要がありました。 例えば定休日について、食べてみりんでは、「土曜日・水曜日・木曜日」といったように全角中点やスペースで区切られていました。対してOPEN EATS JAPANでは、区切り文字をセミコロン「;」にするという指定がありましたので、文字を置き換える関数を用いて対応しました。

テイクアウト、デリバリー対応フラグについては、食べてみりんでは対応している場合は「有」、していない場合は空白でした。対してOPEN EATS JAPANでは、対応しているかいないかは「1」と「0」という指定でした。ですので、テイクアウト、デリバリー対応フラグだけでなく、食べてみりんではネット予約やちょいタク対応といったものもオープンデータとして公開しているので、そちらも含め「1」と「0」にフォーマットを変更しました。

項目の追加

次に、項目の追加についてです。項目の追加では、食べてみりんの項目を分解したり、新しい項目として追加するということを行いました。

住所関連についてOPEN EATS JAPANでは、住所を都道府県名、市区町村名の他に町域名以降や建物名まで分解した項目がありました。これらについては、食べてみりんに登録されてある住所を対応する部分ごとに抜き出し分解しました。

また、OPEN EATS JAPANでは、総務省が定めている産業分類コードが必須項目となっていました。こちらについては、食べてみりんの店舗ごとのメインジャンルを参考にし、対応する産業分類コードを割り当て適応しました。

オープンデータの公開

このようにして変更を加えた項目、追加した項目を現在公開しているオープンデータに反映させました。

オープンデータはOpen Data HIGASHI-MIKAWAで公開をしております。

気づいたこと

「食べてみりん」と「OPEN EATS JAPAN」の項目を比較した際に気づいたこと、思ったことをいくつかまとめたいと思います。

まず、OPEN EATS JAPANでは、産業分類コードや住所の書き方など行政が定めている表記にしている項目が多い点がありました。 食べてみりんでは”豊橋市内”という限定的なアプリケーションやオープンデータであったためあまり気にしなかった部分でも、全国区となった場合に表記の統一性が欠けてしまいます。 なので、オープンデータとして公開する際には、なるべく既存の定まっているフォーマットをベースに変更しなおすことが大切だと思いました。

OPEN EATS JAPANで気になった点としては、テイクアウトとデリバリーの対応のみしか項目がないというところがあります。食べてみりんでは、テイクアウトとデリバリーの他にネット販売もあります。他にも出前館や、豊橋市内だけですが「東三河食べ支えプロジェクト@豊橋」と「豊橋タクシー協会」が連携したちょいタクといった別のサービスの対応も行っています。 飲食店自身が配達を行えない場合は、このような別のサービスを利用している場合もあります。特に最近では「Uber Eats」が全国的に広がってきており、他のデリバリーサービスも多数あります。 宅配サービスを利用したケースもあるので、いくつかのサービスをピックアップしたり、宅配サービスURLを載せることで直接アクセスしやすくできると良いのではないかと思いました。

最後に

OPEN EATS JAPANは、全国的にオープンデータのフォーマット統制を促しています。 オープンデータごとにフォーマットが異なっている場合、それを使用するアプリ側が各データごとにフォーマットを整える必要が出てきます。 なので、すでに項目のルールが統一化されていることにより複数のオープンデータを同時に使いやすくなり、様々な人に使用してもらいやすくなります。

2020年12月15日に、「食べてみりんプロジェクト」もOPEN EATS JAPANの飲食店データの協力団体として参加させて頂きました!

食べてみりんプロジェクトをはじめ、OPEN EATS JAPANに対応している飲食店のオープンデータは他にもあり、使いやすいデータになっておりますので、ぜひ使用してみてください。

「食べてみりん」の使い方のご紹介

こんにちは、豊橋技術科学大学 ユビキタスシステム研究室(大村研究室) 学部4年の宇野 葵です! 修士1年の中山先輩と学部4年の安森君とともに、豊橋商工会議所様が主体となって、我々技科大生もプロジェクトに手伝わせて頂きながら、「食べてみりん」というwebアプリケーションを8/4(火)に公開することができました!

この公開にあわせて、食べてみりんで使用しているデータをOpen Data HIGASHI-MIKAWAへオープンデータとして公開いたしましたので、ぜひご活用ください!

また、本記事の内容については、YouTubeの動画にもアップしていますので、ぜひ以下よりご覧ください!

食べてみりんとは

食べてみりんとは、豊橋の飲食店のテイクアウトやデリバリー情報をマップ上にまとめたwebアプリケーションです。 また、飲食店のSNSなどの投稿をまとめた掲示板や、豊橋の飲食店に関するイベント情報やキッチンカーの出店情報なども見ることができます。

カバー画像

食べてみりんの使い方

食べてみりんは「ニュース」「カレンダー」「マップ」の3つの機能に分かれています。 以下より各機能について使い方をご説明します。
※本記事の画面は開発中のものです。

食べてみりん

ニュース

食べてみりんを開くと最初にニュースが表示されます。 ニュースでは豊橋の飲食店のSNSやブログなどから発信された情報を掲示してあります。

ニュース

ホットトピックでは、直近3日間でよく読まれている記事が表示されます。 最新のニュースでは豊橋の飲食店のSNSやブログなどからの情報を投稿時間の順に表示しています。

記事をタップすることで記事の詳細を開くことができます。

ニュース詳細

記事の詳細からニュースチャンネルへ飛ぶことができます。ニュースチャンネルではその店舗のSNSやブログが発信している情報を一覧で見ることができます。

ニュース詳細からニュースチャンネル

まだニュースにSNSやブログの登録をされていない場合、飲食店の方であれば登録を申請することができます。店舗追加(+)ボタンをタップすることで登録フォームに遷移しますので、そこから申請をすることができます。お店のPRにもつながりますので、新規のご登録をお待ちしております。

ニュース追加

カレンダー

カレンダーでは月ごとに豊橋の飲食店に関するイベント情報やキッチンカーの出店情報を見ることができます。 カレンダーではリスト表示とマップ表示でイベントやキッチンカーがいつ、どこで出店するのかを見ることができます。

リスト表示、マップ表示ともに最初に表示されるイベントは現在の日程以降に行われるイベントとなっております。

リスト表示では日付順で表示されているため、いつ開催されるのか分かりやすくなっています。画面上部の”〇月”という部分をタップすることで、今の月の前後のイベントを見ることができます。

カレンダー

マップ表示ではイベントがどこで開催されるのかを分かりやすく見ることができます。

IMG_1922

イベントをタップすることでイベントの詳細を見ることができます。

カレンダー詳細

各イベントにタグがつけられており、検索ではそのタグで絞り込むことができます。検索状態はリストとマップ間を移動しても保持されます。

IMG_1949

マップ

マップでは、飲食店のテイクアウトやデリバリー情報などを地図上で見ることができます。

テイクアウトとデリバリーは、マップ上ではそれぞれカバンと車のアイコンで表現されます。テイクアウトを行っている店はカバンのアイコン、デリバリー両方行っている店は車のアイコンとなっています。

マップ

マップ上のピンをタップすると選択状態になります。選択状態では、吹き出しに店名と営業時間を、画面下部には現在地からの距離とお店の紹介文、紹介写真が表示されます。 画面下部をスライドまたは、左右ボタンをタップすると現在地からの距離の近い順で店舗を切り替えることができます。その際には選択されている店舗が地図上の中心になるように表示されます。

吹き出し部分、または画面下部のボタンをタップするとその飲食店の詳細を見ることができます。

マップ詳細

吹き出しの店名や画面下部の紹介をタップするとこのような詳細が表示されます。 “ルートを表示する”をタップするとGoogleマップを開き、現在地からスポットまでのルートを表示してくれます。

画面右下の矢印マーク(現在地)をタップすると以下の選択肢が表示されます。 “現在地周辺の店舗を再検索”は現在地からの距離順でスポットを再検索をしてくれます。 “選択した店舗を中心に現在地を表示”は選択状態にあるスポットと現在地を画面内に収まるように拡縮してくれます。これは現在地とお店の位置関係を確認するときに便利な機能です。

マップ現在地から検索

マップ表示のときに右上のリストまたは右下のリストアイコンをタップするとマップ情報がリスト形式で表示されます。また、リスト表示のときに右上のマップまたは右下のマップアイコンをタップするとマップ表示に戻ります。

マップリストビュー切り替え

リスト表示では最初は距離順で表示されています。 距離順で並んでいるときに上面中央にある”名称順”をタップすることで50音順に並び替えてくれます。名称順で並んでいるときに”距離順”をタップすることで距離順に戻ります。

ソート

スポットを選択状態で”リスト”ボタンをタップするとリスト表示に切り替え、該当のスポットまでスクロールしてくれます。また、リスト表示のときにスポット詳細を表示すると”マップで見る”というボタンがあり、そこをタップするとスポットが選択状態でマップ表示へと切り替わります。

選択状態の切り替え

次に検索についてです。 検索では、”検索ワード”、”店舗所在地エリア”、”料理ジャンル”、”販売方法”でスポットを絞り込むことができます。

料理ジャンルは和食や中華などの料理の種類から選択することができます。店舗所在地エリアは中学校区で絞り込むことができます。 販売方法は、店舗販売やデリバリーのほか、電話やネットでの予約などの項目で絞り込むことができます。

検索画面

検索ボタンを押すと、設定した条件で絞り込むことができます。以下のように、何で検索したのか、何件ヒットしたのかがわかりやすく表示されます。 また、この状態でリストボタンを押した場合、検索状態は保持されたままリストに切り替えることができます。

検索結果

食べてみりんではまだ登録されていない店舗を飲食店の方が追加申請することができます。左下の店舗追加ボタンをタップすることで登録フォームに遷移しますので、そこから申請が頂けます。お店のPRにもつながりますので、新規のご登録をお待ちしております。

マップ追加

多言語対応

豊橋市内には多くの外国人の方が住んでいますので、ポルトガル語などの多言語に対応いたしました。
右上の地球儀をタップすることで言語を選択することができ、記事の内容やマップの情報など自動で翻訳してくれます。

language

最後に

以上が、今回作成した食べてみりんの使い方になります。

また、食べてみりんでは、利用者の方からのアンケートへのご回答をお待ちしております。 左上のメニューバーをタップすること、アンケートフォームに遷移しますので、そちらよりお答え頂けます。 私たち開発者にとっての励みになるだけでなく、大学での研究や今後の改善に生かすことができるため、ぜひご協力をお願いいたします。

アンケート赤枠

豊橋の飲食店情報を探す際には、ぜひ食べてみりんをご活用ください!

・食べてみりん
https://tabetemi.jp/

豊橋の飲食店を応援する「食べてみりんプロジェクト」のご紹介

こんにちは、豊橋技術科学大学 ユビキタスシステム研究室(大村研究室) 学部4年の宇野 葵です!
修士1年の中山先輩と学部4年の安森君とともに、豊橋商工会議所様が主体となって、我々技科大生もプロジェクトに手伝わせて頂きながら、「食べてみりん」というwebアプリケーションを8/4(火)に公開することができました!

カバー画像

この公開にあわせて、食べてみりんで使用しているデータをOpen Data HIGASHI-MIKAWAへオープンデータとして公開いたしましたので、ぜひご活用ください!

また、本記事の内容については、YouTubeの動画にもアップしていますので、ぜひ以下よりご覧ください!

「食べてみりん」とは

食べてみりんとは、豊橋の飲食店のテイクアウトやデリバリー情報をマップ上にまとめたwebアプリケーションです。 また、飲食店のSNSなどの投稿をまとめた掲示板や、豊橋の飲食店に関するイベント情報やキッチンカーの出店情報なども見ることができます。

マップアプリケーションというものはスポットのデータを多く取り扱うためデータの更新を怠ってしまうケースが少なくありません。そこで、食べてみりんのテイクアウトマップではデータの運用面を特に重視し、データの更新を簡単に行えるようにすることで、継続的に更新するための運用体制作りをしました。

食べてみりんプロジェクト

食べてみりんプロジェクトは、豊橋市内のテイクアウト・デリバリーを中心とした飲食店の情報を統合化し、まちのオープンデータとして発信することを目的とするプロジェクトです。

現在、以下のサイト、冊子の運営者様よりデータ提供のご協力を頂き、情報を統合編纂しています。

本プロジェクトでは以下の団体の皆様にご協力頂き、オープンデータ化の実現を目指しています。 今後も有志によって継続的に更新していく見込みです。

主催

協力者

技術サポート

主催の豊橋商工会議所様、協力者の皆様、そして技術サポートをしてくだったウェブインパクト様、ありがとうございます!

背景

現在、世界規模で蔓延している流行り病の新型コロナウイルス。ここ愛知県でも、4月16日から緊急事態宣言の対象となり外出を控えるように生活してきました。5月25日に緊急事態宣言が解除されたものの油断はできない状況です。

そんな中で特に打撃を受けているのが飲食店です。外出を控えたことによって自宅での食事が多くなり、外食をする機会が減りました。

そういった飲食店さんを応援するために私たちができることとして、飲食店のテイクアウトやデリバリーの情報、SNSで発信している情報などをまとめて公開することで、多くの人に豊橋の飲食店のPRすることができそれによって町が活性化するのではないかと考えました。

ミーティング風景

週に一度、ウェブインパクト社でミーティングを行いその週やることなどを話し合いました。 基本的な作業は自宅で行い顔を合わせる回数を減らし、ミーティングでもしっかりとマスクをしてコロナ対策も行いながらの作業でした。

作業画面

項目定義

まず、マップのデータを作るにあたって最初に行った項目定義について話していきます。

項目定義とはどんなものかというと、まず、どのような項目のデータが必要かということを考えます。そして、その決めた項目を文字列や数値などどのように表記するかを決める作業です。 今回のアプリでは情報元となるデータが複数あるので、それらを一つにまとめる際に項目定義は重要になってきます。

食べてみりんでは、以下のデータを使用させていただいています。

東三河食べ支えプロジェクト@豊橋(webページ)とHANAMARU PLUS 6月号(冊子)は基本的には同じデータです。 しかし、冊子にはメニューも記載されているため、その情報もwebページを補う形で組み入れました。

また、項目定義では、

なども参考にさせて頂きました。

項目定義の手順は以下のようになります。

1. 項目の列挙

以下のデータの項目の全てを1つの表に列挙します。

2. グルーピング

列挙した項目を比較しひとまとめにできそうな項目をグルーピングしていきます。

3. 項目の選択

グルーピングした項目の中でテイクアウトマップとして必要な項目と不必要な項目で分けます。

手順としては単純なように見えますが、上記のデータの項目全てを列挙しグルーピングするとなるととても大変な作業となります。 しかし、このように使用する項目をあらかじめ定義しておくことで今後の開発をスムーズに進めることができます。

データ作り

次に、実際に使用するデータを作成していきました。

元となるデータの作成

使用データは以下のサイトの運営者様よりデータ提供のご協力を頂き、情報を統合編纂いたしました。

”豊橋商工会議所 食べて応援!プロジェクト掲示板”のデータについてはスプレッドシートで管理しているので、そのデータを使用しました。

”株式会社フェニックス・はなまるプラス 東三河食べ支えプロジェクト@豊橋”についてもスプレッドシートで管理しているデータがあったのですが、そちらのデータは少し古く、webページのデータが最新版でした。 そのため、最初にwebページから1つのスプレッドシートに落とし込むという作業をしました。

また、(先述の通り)東三河食べ支えプロジェクト@豊橋(webページ)とHANAMARU PLUS 6月号(冊子)は同じデータですが、冊子にはメニューが記載されているので、その情報も冊子から組み入れました。

データ作りをする際、住所の正規化ということを行いました。 住所の書き方というのは人それぞれです。正規化では、その表記方法を揃えることで、データとして使いやすくします。

住所の正規化については、まずCode for Sabae代表の福野泰介さんがIMI住所変換コンポーネントをESモジュール化したツールを活用させて頂きました。

IMIコンポーネントツール ESモジュール版

こちらのツールに関しては、福野さんが以下のブログ記事にまとめて頂いています。

IMI住所変換コンポーネントをESモジュール化、まずはざっくり正常系だけ動作するβ版を公開

まずは上記のツールに住所を入れ、住所内の都道府県、市区町村、町名、丁目、番地、号の各項目を適切に分解しました。そして、政府CIOポータルが出している標準ガイドラインの住所フォーマットにあわせて、分解した住所の各項目を当てはめて、住所の正規化を行いました。

行政基本情報データ連携モデル – 住所

データの統合

次に、データの統合についてです。

データの統合では、先ほどの項目定義で必要と判断されたデータを取り出していきます。基本的には互いのデータから足りない部分を補いながらデータを埋めていきます。

似たような項目については、どちらのデータを優先して使用するか検討をしました。

まず、所在地についてです。緯度経度、店舗所在地エリアといった情報は、事前に正しいことを確認できているデータを優先して使用しました。

電話予約可やデリバリー対応、予約必須などの情報では、元データにはそのような項目がなく、紹介文や一言の中に一緒に書かれている状態でした。なので、紹介文などから読み解けるところについて取り入れました。

料理ジャンルについては単純には当てはまらなかったり、そもそも体系だってないといった問題がありました。なので、料理ジャンルを体系だったものにするべく、新しく料理ジャンルのマスタを作り直しました。 さらに、コロナ収束後のことも考え、本来のお店のジャンルに沿うように、付け直しました。

また、最近ではコロナの情勢が少し落ち着いてきているということもあり、テイクアウトを止めてしまっている店舗もいくつかありました。そういったデータに関しても掲載を取りやめるといった訂正を行いました。

データの作成や統合では、データを補い合うだけではなく、主にどちらを使うか、新しいものを作る必要があるかといった検討の問題が多くありましたが、何とかデータを作成することができました。

今回は豊橋市にある3つの媒体をもとにデータを統合しました。データの統合作業を通して、アプリケーションで使えるようにするためにはフォーマットを整えることがとても大事であることを再認識いたしました。
Code for Japanでは「OPEN EATS JAPAN」という飲食店情報をオープン化し、広く社会で共有するためのプロジェクトが立ち上がっています。市という枠組みだけではなく全国的にこのような動きがあるため、その動向についても注目していきたいと思います。

OPEN EATS JAPAN – Code for Japan

運用フローについて

ここからは食べてみりんのデータの運用についてです。 地図情報はいかに継続的に更新できるかということがとても大事になってきます。そのため、データ運用の流れを決め、自動化できるところは自動化し、手動での作業を減らすことで継続的に更新できるを体制づくりをいたしました。

まず、食べてみりんで管理しているデータは以下の3つとなっています。

  • 台帳
  • オープンデータ用
  • 食べてみりん登録用

台帳は提供してくださったデータを1つに集約したもの、 オープンデータ用はその中からオープンデータとして外部に公開してもよい項目のみに整理したもの、 食べてみりん掲載用はその名の通り、食べてみりんで公開する情報をまとめたものになります。

次に、食べてみりんでのデータの流れについて順番に説明していきます。データの流れは大まかに以下のようになっています。

データフロー_ブログ用

① 台帳へのデータ登録

マップ上のデータは先ほどの”データ作り”で統合したデータを台帳に登録します。それ以外のデータを新規で登録したい場合は登録フォームに入力することで、新しく台帳に登録されます。

② 関連シートの自動更新

台帳に更新が入ると、自動的にオープンデータ用と食べてみりん登録用のシートのデータが自動的に更新される仕組みにしています。

データの登録と更新については手動だととても手間がかかる作業です。地図の更新ができなくなる原因の一つとして、データが多く更新の手間がかかることが挙げられます。食べてみりんでは、webアプリケーションとして公開するデータに加え、オープンデータとして公開するデータも管理する必要がありますが、上記の関連シートの自動更新の仕組みは作業量を一気に減らしてくれます。

③ 食べてみりんへの登録と台帳への反映

まず、データを食べてみりんへの登録を行います。②で自動生成した食べてみりん登録用のcsvファイルを管理画面でインポートし登録します。また、その際には該当の飲食店の画像データも一緒にアップロードして登録します。

csvファイルのインポートと画像のアップロードが終わった後、管理画面で登録されているデータをcsvファイルでエクスポートし、その中から画像データを台帳へと反映します。画像データはスプレッドシートで取り扱うためには保管場所のURLが必要となってきますが、上記の作業によって画像も含めたデータを台帳で管理することができます。また、台帳を更新することでオープンデータ用のスプレッドシートも更新されるため、画像データもオープンデータとして公開することができるようになります。

④ オープンデータの公開

②で作成したオープンデータ用フォーマットから公開用のスプレッドシートにGoogle Apps Scriptを用いて書き出しています。書き出されたスプレッドシートは、 Open Data HIGASHI-MIKAWA で公開されます。公開するデータは他の人が編集できないよう閲覧権限のみとなっております。 公開用のスプレッドシートの記入も自動で行ってくれるので、マップの情報だけでなくオープンデータも簡単に更新できるような仕組みになっています。

公開されたオープンデータは以下のURLよりご確認頂けます。

以上が食べてみりんのデータの流れとなっています。多くのデータ操作を自動で行うことにより、管理しているデータやオープンデータの更新の手間を減らすことができます。このような流れ・仕組みを作ることで、継続的なデータの更新や追加ができるようになっています。

食べてみりんの紹介

ここからは、上記のデータを利用した「食べてみりん」の概要をご紹介します。

食べてみりんでは、主に「ニュース」、「カレンダー」、「マップ」の3つの機能があります。

ニュース

食べてみりんを開くと最初にニュースが表示されます。 ニュースでは登録されてある豊橋の飲食店のSNSやブログなどから発信された情報が掲載されています。

ホットトピックでは直近3日間でよく読まれている記事が表示されます。 最新のニュースでは豊橋の飲食店のSNSやブログなどからの情報を投稿時間の順に表示しています。

記事をタップすることで詳細を見ることができたり、お店の記事一覧を見ることができます。

ニュース

カレンダー

カレンダーでは月ごとに豊橋の飲食店に関するイベント情報やキッチンカーの出店情報を見ることができます。 イベントやキッチンカーはお店とは異なった場所で出店することが多いので、イベントやキッチンカーがいつ、どこで開催されるのかを知ることができます。

リスト表示では、イベントが「いつ」開催されるのか、 マップ表示では、イベントが「どこで」開催されるのかが分かりやすくなっています。

カレンダーリスト&マップ

マップ

マップでは、飲食店のテイクアウトやデリバリー情報などを地図上で見ることができます。

テイクアウト対応がカバンのマーク、デリバリー対応が車のマークとなっています。 テイクアウトやデリバリーの情報はもちろん、店舗の詳細情報も確認することができます。

マップ

以上、食べてみりんのご紹介をしました。 より詳しい内容や使い方については別の記事で紹介していますので、こちらもご覧ください。

最後に

今回の「食べてみりん」では、豊橋市内の飲食店の情報を簡単に知ることができるwebアプリケーションとなっております。

特に、データの更新について手動で行う部分を減らし手間を最小限にすることで継続的に更新できるような体制が整っているので、長期的に更新をしていくことができます。

ぜひ「食べてみりん」をご活用頂き、外食があまりできない中でもテイクアウトやデリバリーなどで豊橋を盛り上げていきましょう!

そして、豊橋商工会議所様、技術サポートをしてくださったウェブインパクト様、ご協力いただいた皆様に重ねてお礼を申し上げます。ありがとうございました。

開催報告:2020/1/26 さくらのクラウドでLoRaを見る会 キックオフ

概要

  • The things networkとLoRaを使って豊橋にオープンなIoTネットワークを試験的に構築
  • 課題を解決するアイディアを形にするためにイベントを実施

イベントページ: https://uzura.doorkeeper.jp/events/99254

LoRaを見る会_チラシ_20200120

どんなことができる?

エリア内なら市販のLoRaエッジデバイスを利用することでだれでもサーバにデータをアップロード可能になります。 従来のIoTには個人で回線契約を行い通信料も負担する必要がありました。LoRa WANを用いると、通信にコストを掛けずにIoTデバイスを構築できるため、個人で活動する人であっても手軽にIoTを構築することが可能になります。

そのため、LoRaを利用したIoTによって東三河の課題を住民で解決し地域をよりよくできると考えています。

ゲートウェイの設置

豊橋サイエンスコアの屋上にゲートウェイを設置しました。

0. 準備

まず、ゲートウェイの設置に向けて準備をしました。

  • 設置に必要な物品の選定
  • ゲートウェイとルータ間の配線方法・経路
  • ゲートウェイの電源確保
  • 設置方法の検討
  • 設置場所の交渉

1. 設置場所の下調べ

ゲートウェイはサイエンスコアの屋上に設置しました。 屋上でゲートウェイの設置に適した場所を複数箇所を比較して設置場所を検討しました。

設置場所選定のポイント

  • 周囲が開けている:エアコンの室外機などで電波が遮られないような場所を選ぶ
  • 高さがある:高い方が遠くの電波が届きやすいため
  • 取り付けやすい:豊橋は風が強いので、ゲートウェイが風で飛ばされないようにしっかりと取り付けられる場所を選ぶ

いくつかの設置場所でボックスの安定性を確認しています

IMG_8817

ケーブル配線の経路確認 IMG_20191221_144213125

2. ゲートウェイの設置準備

安全に取り付け工事を行い、風で飛ばないように設置する方法の検討、工事日程の調整、作業の流れの確認を行いました。

取り付け場所を下から見ながら配線方法を共有 ゲートウェイの設置準備

取り付け機器を見ながら、作業の流れ、取り付け方法を確認 設置工事の確認作業

3.ゲートウェイの設置工事

ゲートウェイの設置工事の流れ

  1. LANケーブルの敷設
  2. 防水ボックスの固定
  3. 防水ボックスへのLANケーブルの配線
  4. 防水ボックス内の配線作業:LANケーブルをカシメて、PoEインジェクタ、PoEスプリッタ、ゲートウェイを接続します。
  5. ゲートウェイの設定

ゲートウェイボックスにLANケーブルを通している様子 ゲートウェイの取り付け

サイエンスの屋上からルータまでの配線 LANケーブルの配線

設置したゲートウェイ IMG_20200119_125258105_HDR

ゲートウェイから二川方面の長め IMG_20200119_131045260_HDR

ゲートウェイの中身 IMG_20200119_131056828_HDR

4. 動作確認

ゲートウェイ設置場所からのパノラマ360度画像(クリックで拡大します) IMG_20200114_164358616

豊橋市役所展望台との通信実験

豊橋市役所とサイエンスコアはお互いに目視では見つけられませんが通信できました。直線距離で約6km離れています。 IMG_20200206_110730573_HDR

ゲートウェイから見た豊橋市役所の方向 IMG_20200206_133056620_HDR

5. 通信エリア調査

バイクの後ろにLoRaエッジデバイスを取り付け、デバイスから番号をThe things networkにアップロードします。 同じ番号をRaspberry Piにも有線で送信し、番号とGPSの情報を紐付けて保存します。The things networkとRaspberry Piに保存したデータを照らし合わせることで、送信可能場所を見つけます。

実験用車両 IMG_20200125_115947457_HDR

エリアマップ 86344851_511827723076634_1200402531272884224_n

ワークショップ

あいさつ・趣旨説明

あいさつ

テクノロジー紹介:LoRaの紹介・アプリケーションでの活用

LoRa、The Things Networkを用いたLoRa WANについての紹介と使い方説明、LoRaの利用事例、LoRaゲートウェイの設置作業についての紹介を豊橋技術科学大学 村井 宏輔、Code for MIKAWA 辻 大地が行いました。

Fig22

ポイント

  • LoRaは長距離通信規格で、データ量は少ないけど長距離届くよ
  • LoRaでエッジデバイスからゲートウェイに送信したデータをインターネット経由でThe Things Networkのサーバに送るよ
  • The Things Networkでは受け取ったデータの蓄積・転送、ゲートウェイやエッジデバイスの管理をするよ
  • エッジデバイスで送信したデータをクラウドで表示できたよ!お弁当販売の残数カウントできるよ

LoRaの紹介

センシングの世界

LoRaを用いたインフラ診断の最新研究について豊橋技術科学大学 情報・知能工学系 准教授 大村 廉 准教授から講義していただきました。

ポイント

  • 研究の視点からは無線局免許、無線従事者免許不要で実験できるのは研究しやすくなり、LoRaの魅力
  • ほどよく電波が届き、省電力なのでLoRaを選んだ
  • デバイスの設計時の工夫についてお話をいただきました。

大村先生

社会実装の世界

LoRaをIT農業に利用するテーマで株式会社IT工房Z 沖 光芒 様にお話をいただきました。

ポイント

  • ビジネスの視点からはLEDなどを取り外した省電力ボードが欲しい(注釈:LoRaデバイスではLEDが消費電力の大半を利用する)
  • 実際のビジネスでは利用場所がLoRaのエリアかどうかがわからないので可視化したい
  • ゲートウェイの設置費用は誰が負担するのかがネック

LoRaの社会実装

スポンサー

今回はさくらインターネット様にスポンサーとして協力いただきました。さくらインターネットのサービスについて、シビルテックに使えるさくらのサービスについてお話いただきました。 なんと!今回はさくらのクラウドの20000円クーポンを頂戴いたしました。これを利用して、さくらのクラウドとThe Things Networkを連携してアプリ開発を行います。

さくらさん

LT枠

きゅうりの小池さん

AIを使ってきゅうりの大きさ選別を行っている小池さんから農業でのIT活用、ビニールハウスでのネットワークについて教えていただきました。

小池さんLT

技術系漫画家 見ル野さん

技術系漫画家として著名な見ル野さんから、世界初のオープンデータ漫画 『まち想い!シブすぎオープンデータ&どすごいシビックテック』についての紹介をいただきました。

Comic_Title

漫画はこちらから読めます。
https://uzura.org/archives/2396

トヨらぼ 東さん

豊橋市を拠点に活動する学生エンジニアコミュニティトヨらぼの東さんから活動内容の報告と豊橋をよりよくする活動についての紹介をお話いただきました。 トヨらぼのLT

ハンズオン

ハンズオンはクラウド側のアプリチームとエッジデバイスのハードウェア側のセンシングチームに分かれて行いました。

LoRaハンズオン

アプリハンズオン

The Things Networkにエッジデバイスからアップロードされたデータをさくらのクラウドで利用する方法を習得しました。 LoRaアプリハンズオン

センシングハンズオン

センシングのハンズオンではArduino内臓LoRaデバイス dragino LoRa dev miniを用いて、温度湿度センサの値を読み取り、LoRaを介してThe Things Networkにアップする一連の作業を行いました。 そのあとは、用意した照度センサ、超音波せんさ、傾きセンサ、人感センサなどを自由に利用してプログラムをしていました。 途中で、USBシリアルICのCH340がHigh Sierraで利用できない問題があって苦戦しましたが、なんとか全員動作することができ、LoRaエッジデバイスについて理解を深めました。

センシングハンズオン

 アイディア発表・マッチング

最後に利用したセンサやどんなことがしたいのかを発表しました。

集合写真

2019/12/14 おにどこデータソン 開催報告とお礼

2019年12月14日(土)に「おにどこデータソン」を開催いたしました。
このイベントは豊橋市の後援を受けて実施しています。

おにどこデータソンとは

チラシ表PNG

データソンとは、WikipediaやOpenStreetMapなどといったオープンデータを作成、編集するイベントです。
オープンデータとは、だれもが制限なく利用できるデータのことを言います。
中でもWikipedia(インターネット上の百科事典)やOpenStreetMap(だれでも自由に使える地図)などは、だれもが利用できるだけでなく、新しく書き加えたり編集したりすることもできるという特徴があります。
多くの人が編集に参加することで、より多くの人が豊かなデータを活用できるようになります。

おにどこデータソンに関しては、Asturio Cantabrioさんが素晴らしい記事を書いてくださいました!
以下のURLよりぜひご覧ください!

今回のおにどこデータソンでは、愛知県豊橋市で毎年2月に行われる祭り「豊橋鬼祭」にゆかりのある地域のデータを作成・編集しました。
豊橋鬼祭は豊橋市の安久美神戸神明社の例祭で、およそ1000年にも及ぶ歴史を持ちます。
祭りのメインイベントである「赤鬼と天狗のからかい」では、神明社で赤鬼と天狗の戦いの様子が演じられます。
戦いの後、赤鬼と天狗はその神明社の周りの町を何時間もかけて走り回ります。このとき、赤鬼は走り回りながら白い粉とタンキリ飴をまきます。
この粉を浴び、タンキリ飴を食べると厄除けになると言われています。

この鬼祭で走り回る赤鬼と天狗の位置が分かる、「おにどこ」というアプリが開発されています。
Code for MIKAWAもアプリの実証実験に協力しています。

おにどこデータソンの成果は、このアプリ内で活用されます。
アプリ内の地図がOpenStreetMapをベースにした見やすくて地域のデータが充実したものになります。
またアプリ内にWikipediaの関連する記事へのリンクを貼り、アプリを使った人が地域のことをより詳しく知ることができるようになります。
wikipedia連携イメージ図 ※開発中の為、画像はイメージです。

おにどこデータソンは安久美神戸神明社の儀式殿の一室で、朝の10時から行われました。

2019-12-14 おにどこデータソン かんた (2)_R

講義

最初にCode for MIKAWAの木村より開催のあいさつや、その日の流れの説明を行いました。

次に安久美神戸神明社の宮司である平石様より、神社と鬼祭の歴史についてご説明を頂きました。
神社と鬼祭の歴史説明の様子

つづいて是住久美子さんよりWikipediaの編集に関して説明して頂きました。
是住さん Wikipediaを編集するイベント「ウィキペディアタウン」についての話や編集にあたって注意が必要な著作権についての話など、分かりやすく説明して頂けました。

つづいて坂ノ下勝幸さんからOpenStreetMapについて説明して頂きました。
坂ノ下さん 多くの人が地図作りに関わることの意義について分かりやすく説明して頂けました。

最後におにどこのアプリ開発を行っている山下より、おにどこについての説明が行われました。 山下

その後、昼食をとりながらチームビルディングを行い、Wikipedia編集チームとOpenStreetMap編集チームに分かれました。

フィールドワーク

午後からは、神社や鬼祭にゆかりのある所を実際に歩いて見て回るフィールドワークです。

安久美神戸神明社の平石様や、豊橋市美術博物館の増山様からその地の歴史について説明してもらいながら、いつもと違った視点で町を見て回ります。
OpenStreetMap編チームは後で地図に描きこむために、どこに何があるかしっかりメモや写真をとります。
フィールドワーク フィールドワーク2

編集の様子

安久美神戸神明社に戻ってきて、取材した内容をWikipediaとOpenStreetMapにまとめていきます。

wikipedia編集 OSM編集

一通り編集が終わったら、成果発表です。

Wikipediaの成果

Wikipediaの成果としては、「豊橋鬼祭」の記事を新規作成、「安久美神戸神明社」の記事への加筆を行いました。

どちらの記事も非常に充実したものになりました。

OpenStreetMapの成果

OpenStreetMapの成果としては、安久美神戸神明社、豊橋公園、素戔嗚神社、談合神社の地図を編集しました。
また大石灯篭、秋葉神社、八幡宮跡地の周辺の地図を編集しました。

イベント前とイベント後でOpenStreetMapに登録された地物のデータを可視化したものが以下の図です。

o2doko-osm-export_2020

また、以下のリンクからも実際にご確認頂くことができます。
https://overpass-turbo.eu/s/Q1m

灯篭や石碑、遊具などが追加され、細かな地物についての情報が大幅に増加していることが分かります。
GoogleMapなどにはない、地域に関する豊富な情報を備えた地図になっています。

終わりに

今回の「おにどこデータソン」では、「豊橋鬼祭」に関して聞いたり調べたものをもとに、 インターネット百科事典「Wikipedia(ウィキペディア)」や誰でも自由に使える地図「OpenStreetMap(オープンストリートマップ)」の編集をおこない、まちの魅力をオープンデータとして世界へと発信することができました。

そして、このイベントの成果である百科事典(Wikipedia)、地図(OpenStreetMap)のオープンデータは、「おにどこ」のアプリでも活用させて頂く見込みです!
イベントにご参加頂いた皆様、ご協力を頂き、誠にありがとうございました!

「豊橋鬼祭」にご参加頂く際はぜひ「おにどこ」アプリをご活用ください!

Code for MIKAWAの活動が漫画になったヨ!

みなさま、お待たせしました。お待たせし過ぎたかもしれません。

世界初のオープンデータ漫画 『まち想い!シブすぎオープンデータ&どすごいシビックテック』が配信開始でございます。

この度、Code for MIKAWAでは、漫画家見ル野栄司 さんの協力により、(たぶん)世界初となるオープンデータとシビックテックをテーマにした一大感動スペクタクルをコミック化することに成功致しました!

しかも、今回紹介するコミックは著者見ル野栄司 さんのご厚意により、CC-BY4.0ライセンスのオープンデータコミック(PDF形式)として本サイトから無料でダウンロード頂けます。

Comic_Title

本書の配信が、シビックテック啓蒙における課題となる市民やエンジニアの方々に向けたオープンデータへの趣旨理解につながり、さらには、官民データ活用推進をはじめとしたオープンイノベーションへと社会を推進するための一助となりますように!

日頃、シビックテック活動に尽力されている、シビックテッカーはもちろん。オープンデータやシビックテックってなんだろう? と関心を寄せて頂いた方々も。 是非本書をダウンロード(無料)頂き、ご一読下さいませ!

作品はコチラ
作品はコチラ

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。 ※印刷用のためファイルサイズが24MBありますので、ダウンロードの際はご注意ください

最後に本書の配信に際して、ハードシビックテッカー Code for GIFUの石井様より、以下の熱い帯書きを頂きました!ありがとうございます!

「すごい!すごい!どすごい!コイツらヤバイ程シビックテッカーだ(笑) 豊橋市民の「まち想い」が詰まった1冊がマンガで分かるなんて贅沢で羨ましい。」

[開催レポ]帰ってきた!うずらインキュベータ#1

帰ってきた!うずらインキュベータ タイトル

[帰ってきた!うずらインキュベータ#1 -マルチテーマ][1]
【日時】2019/7/4(木)17:30-19:00
【場所】Startup Garage (豊橋サイエンスコアに新設されたコワーキングスペース)

前回から約3年半、 うずらインキュベータが帰ってきました!
地元のIT企業「マップクエスト」が企画、復活の運びとなりました。

初回の今回は、
マップクエスト社のエンジニアによる学習成果発表会という形式になりました。
社会的に注目度の高いAIもあってか、参加者は33名と盛況のうちに終えることができました。

豊橋でアイティ勉強会カバー1

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