「retroscope」を活用した豊橋今昔マップの紹介

豊橋創造大学の鳥居樹生(いつき)君が「retroscope」を活用した豊橋の今昔マップを作成してくれましたので、ご紹介します。

これは豊橋創造大学から株式会社ウェブインパクトへインターンシップとしてきた鳥居君がインターンシップ研修の一環として取り組んだ、シビックテックの活動につながる成果物となります。

retroscope_toyohashi_1961-1969

特に旧狭間小学校や名豊ビルの辺りのポイントを見て頂くと、1960年代当時と現在の違いが見れますのでぜひご覧ください。

こちらのマップは以下より実際にお楽しみ頂けます。

https://uzura.org/retroscope/

上記のマップでは、豊橋駅周辺のOpen Street Mapの地図が表示され、マウスオーバーした箇所だけ昔の航空写真が表示されるようになっています。

これによって、豊橋の今と昔の比較が地図上で簡単に行えます。

このマップの作成に活用した「retroscope」は、以下のGitHubでオープンソースとして公開されているLeaflet Pluginになります。

https://github.com/frogcat/retroscope

この「retroscope」を使うことで、ベースとなる地図タイルとマスクする地図タイルを指定することで、基本はベースの地図を表示させ、マウスオーバーした箇所だけマスクした地図を表示させることができます。

鳥居君はプログラミング経験はほとんどありませんでしたが、この「retroscope」を活用することで、手軽に現在と過去を比較するマップを作成することができました。

この豊橋今昔マップの作成には、オープンソースとして提供されている「retroscope」を使用し、ベースの地図タイルに「Open Street Map」を使用し、国土地理院が提供している地理院タイル一覧(以下)より「航空写真1961~1969」、「航空写真2007年~」を重ね合わせています。

そして、retroscopeを単純に使うだけでなく、少し応用して、ベースの地図タイルとマスクする地図タイルは、セレクトボックスで切り替えられるような仕組みとしました。

この豊橋の今昔マップを使ってもらうことで地元豊橋の成り立ちや歴史を垣間見ることができ、地元豊橋の新たな発見、魅力創出につながることが期待できます。

ぜひ、この豊橋 今昔マップを使って、豊橋を楽しんでみてください。

また、今回、鳥居君が作成してくれたマップは、オープンソースの「retroscope」とオープンデータとして提供されている「Open Street Map」、「地理院タイル一覧」を組み合わせることで実現しています。

このようにオープンソース、オープンデータをうまく組み合わせることで、すべてゼロから作らなくとも、街のためになる新たなサービスやアプリを比較的簡単に作り上げることができる時代になったと感じます。

皆さんもオープンソース、オープンデータをうまく活用して、新たなサービス・アプリを作ってみてはいかがでしょうか。